top of page

社会保険の二重加入とは?副業・転職時に注意すべき原因と対処法を徹底解説

  • 執筆者の写真: あいパートナーズ
    あいパートナーズ
  • 9月13日
  • 読了時間: 3分

従業員が副業をしていたり、転職のタイミングで手続きが重なったりすると、「社会保険の二重加入」が起こることがあります。これは、1人の人が2つの会社で同時に社会保険に加入してしまう状態を指します。企業のちょっとしたミスで発生することもあり、保険料の無駄な支払いや、後々のトラブルにつながることも。


この記事では、二重加入の原因、起きた場合の対応法、そして防止策まで、やさしく解説します。


社会保険

✅ 社会保険の「二重加入」って何?


社会保険は、本来1人1社で加入するものです。しかし、以下のような状況で、誤って2つの会社で同時に手続きされてしまうことがあります。


  • 従業員が副業先でも正社員扱いだった

  • 前の会社の退職手続きが遅れて、新しい会社と重なった

  • 同じ人が複数の会社で役員登録されていた


このようにして、主に健康保険と厚生年金保険の「二重加入」状態が生まれてしまいます。


✅ 放っておくとどうなる?二重加入のリスク


二重加入は、企業・従業員の両方にとって問題です。


  • 保険料の二重払い: 会社も本人も、毎月の保険料を余計に支払っている可能性があります。

  • 医療保険証が2枚発行される: どっちが本物かわからなくなり、病院でトラブルになることも。

  • 年金や給付金の計算が狂う: 将来の年金記録に影響が出る場合があります。

  • 従業員からの不満や不信感: 「会社はちゃんと管理できていないの?」と思われることも。


✅ 二重加入が発覚したら、どう対応する?


もし二重加入が発覚したら、速やかな対応が重要です。


  1. 加入履歴を調べる

    日本年金機構や協会けんぽから届く通知を確認するか、本人の保険証情報を聞きます。


  2. どちらの会社で保険を続けるか決める

    原則として、どちらの会社で加入を続けるかを被保険者が選択できます。一般的には、収入が多い方や勤務時間が長い方を「主な勤務先」とすることが多いです。


  3. もう一方の会社で「資格喪失」の手続き

    主な勤務先を決定したら、もう一方の会社で健康保険・厚生年金の脱退手続き(喪失届)を提出します。


  4. 保険料の還付を申請

    支払いすぎた保険料は、事業主が年金事務所などに還付請求を行うことで戻ってくる可能性があります。過払い分は、会社から従業員に返金されます。


✅ 社労士に相談すべきタイミング


次のようなケースでは、社会保険労務士(社労士)に早めに相談するのがおすすめです。


  • どちらの会社を主にすべきか判断が難しい

  • 書類の書き方や提出先がわからない

  • 還付手続きが複雑で不安

  • 他にも副業や兼業者が多く、同様のケースが起きそう


社労士は、正確な判断、書類作成、年金事務所とのやり取りまでサポートしてくれる「労務の専門家」です。

あいパートナーズ-2560x1400.jpg

お役立ち情報

メルマガ登録していただくと、多くのお役立ち情報がご確認いただけます。

社会保険労務士法人あいパートナーズ
社会保険労務士法人あいパートナーズ

本人確認のため、メールアドレスをご記入の上、送信ください。

送信後、お役立ち情報ページのパスワードをご連絡させていただきます。

送信ありがとうございました

​あいパートナーズのプライバシーポリシーに同意の上で送信してください。

1.png
社会保険労務士法人あいパートナーズ

社会保険労務士法人あいパートナーズ

〒790-0067  愛媛県松山市大手町1丁目8-20 シャトレー大手町101号室

社会保険労務士法人あいパートナーズ
社会保険労務士法人あいパートナーズ
社会保険労務士法人あいパートナーズ
社会保険労務士法人あいパートナーズ

Copyright© 社会保険労務士法人あいパートナーズ All rights reserved.

bottom of page