top of page

マイナ保険証とは?経営者が知るべきメリット・デメリット

  • 執筆者の写真: あいパートナーズ
    あいパートナーズ
  • 8月14日
  • 読了時間: 3分

更新日:9月18日

マイナ保険証は、マイナンバーカードを健康保険証として使える仕組みです。政府が推進するデジタル化政策の一環として、医療業界にも大きな変革をもたらしています。


本記事では、企業経営者の視点で見るマイナ保険証のメリット・デメリットを整理し、社員対応や労務管理への影響を踏まえて解説します。


マイナ保険証

✅ マイナ保険証とは?経営者が知っておくべき基本定義


マイナ保険証とは、マイナンバーカードに健康保険証としての機能を追加し、医療機関での資格確認や医療情報の共有を可能にする仕組みです。従来の紙の保険証に代わり、マイナンバーカード一枚で受付・診療・情報提供までを一元化できます。


企業にとっては、従業員の医療制度利用における手続きの簡素化や、労務関連の効率化につながる要素を含んでいます。


✅ 経営者視点で見るマイナ保険証のメリット


労務管理の効率化


社員が転職・結婚・引っ越しなどで保険証の切り替えが発生しても、マイナ保険証であれば継続利用が可能なため、企業側の健康保険関連の事務負担が軽減されます。


医療費控除の申請が簡略化


社員が確定申告で医療費控除を受ける際、マイナポータルと連携することで情報が自動反映され、問い合わせ対応やサポート業務も減ります。


健康経営の推進に寄与


従業員が健診結果や薬剤情報を医療機関と共有しやすくなり、健康維持や予防医療が促進されます。これは企業の「健康経営」戦略にも一致します。


高額療養費制度の自動適用


従業員が高額医療を受けた場合でも、限度額の申請が不要となるため、企業側でのサポート負担が軽くなります。


✅ マイナ保険証のデメリットとリスク管理


システム障害への備えが必要


万が一、医療機関のオンライン資格確認システムがトラブルを起こすと、マイナ保険証が利用できないケースもあります。予備の対応策(資格確認書の持参など)を社員に周知する必要があります。


公費医療制度への対応が限定的


障害者医療やひとり親医療などの公費制度はマイナ保険証には反映されないため、対象社員には個別の確認が必要です。


紛失・有効期限切れの管理


マイナンバーカードの紛失は、本人確認だけでなく保険証としての機能も失うリスクがあります。従業員への注意喚起と、有効期限(5年ごとの電子証明書更新)を意識した社内通知も重要です。


未対応医療機関の存在


すべての医療機関がマイナ保険証に対応しているわけではありません。地方や小規模医院では導入が遅れているケースもあり、社員が不便を感じることもあります。


✅ まとめ:マイナ保険証は経営リスク低減と効率化の鍵に


マイナ保険証は、企業の人事・総務部門にとっても重要な制度です。健康保険事務の効率化や、社員の医療支援体制の強化に寄与する一方、情報管理と社員教育を徹底することでリスク回避も可能です。経営者はこの制度を単なる個人利用の範囲にとどめず、組織全体の業務改善と人材支援の観点で捉えるべき時期に来ています。

あいパートナーズ-2560x1400.jpg

お役立ち情報

メルマガ登録していただくと、多くのお役立ち情報がご確認いただけます。

社会保険労務士法人あいパートナーズ
社会保険労務士法人あいパートナーズ

本人確認のため、メールアドレスをご記入の上、送信ください。

送信後、お役立ち情報ページのパスワードをご連絡させていただきます。

送信ありがとうございました

​あいパートナーズのプライバシーポリシーに同意の上で送信してください。

1.png
社会保険労務士法人あいパートナーズ

社会保険労務士法人あいパートナーズ

〒790-0067  愛媛県松山市大手町1丁目8-20 シャトレー大手町101号室

社会保険労務士法人あいパートナーズ
社会保険労務士法人あいパートナーズ
社会保険労務士法人あいパートナーズ
社会保険労務士法人あいパートナーズ

Copyright© 社会保険労務士法人あいパートナーズ All rights reserved.

bottom of page