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高校生バイトは何時間まで?経営者が知っておくべき法的知識と管理ポイント

  • 執筆者の写真: あいパートナーズ
    あいパートナーズ
  • 8月12日
  • 読了時間: 3分

更新日:8月23日

高校生をアルバイトとして雇用する場合、労働基準法や各種条例、校則などに基づいた厳格なルールを守る必要があります。


法令違反によるトラブルや信用失墜を防ぐためにも、経営者や店舗責任者が知っておくべき基本知識と注意点をわかりやすくまとめました。


高校生

✅ 高校生に適用される労働時間の制限


・1日の労働時間:8時間以内

・週の労働時間:40時間以内

・深夜労働(午後10時~午前5時):原則禁止

・休憩時間:


6時間超勤務時:45分以上


8時間超勤務時:1時間以上


これらは労働基準法第32条、第34条などで定められており、違反した場合は罰則対象になります。シフト作成時には休憩時間の確保と、実働時間の正確な把握が必要です。


✅ 複数勤務の合計時間に注意


高校生が複数のアルバイトをしている場合、労働時間は合算して判断します。たとえ自社での労働時間が短くても、他社との合計で法定上限を超えると違法になるため、採用時に他のバイト有無を確認し、自己申告書を取得しておくのが安全です。


✅ 18歳未満と18歳以上で異なる規定


18歳未満の高校生には、深夜労働の禁止や労働時間制限などの規定が厳しく適用されます。18歳以上になると一部制限は緩和されますが、在学中である以上、校則や保護者との同意が必要なケースが多く、柔軟な対応が求められます。


✅ 採用前に必ず確認すべき3点


1 学校の校則確認

アルバイトの可否や条件(許可制など)が明記されている場合があります。校則違反となると、本人だけでなく雇用主もトラブルに巻き込まれる可能性があります。


2 保護者の同意書取得

未成年を雇用する際は、保護者の同意を文書で取得しておくことで、万一のトラブルを未然に防げます。


3 地域条例の確認

都道府県によっては、青少年保護育成条例などにより、業種や時間帯に追加の規制が設けられていることがあります。


✅ シフト管理と柔軟な対応がカギ


高校生は試験や学校行事、体調不良などで予定が変わりやすいため、柔軟なシフト対応が不可欠です。固定シフトにこだわらず、本人とのコミュニケーションを重ねて調整することが、長期雇用と信頼関係につながります。


✅ ブラックバイトと見なされないために


シフトの強要、休憩の未取得、辞めさせない圧力などは、法令違反だけでなくSNS等での炎上リスクも高まります。高校生アルバイトが安心して働けるよう、法令順守と職場環境の整備を徹底しましょう。


✅ 学業優先の方針を共有しよう


雇用主としては「学業優先」が基本方針であることを明示し、働き方の相談がしやすい雰囲気を作ることが重要です。アルバイトが初めての高校生に対しては、丁寧な説明と安心できる教育体制を整えましょう。


✅ まとめ|ルールを守ることが信頼と経営の土台に


高校生を雇用する際は、法律・条例・学校の規定・保護者の同意など多くの観点から適切に対応する必要があります。法令を守りつつ、誠実な姿勢で対応することが、企業としての信用と従業員との信頼を築くカギです。

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