就業規則はなぜ必要かという理由は統一かしたルールが必要になるからです。
就業規則には会社のルールが書かれています。会社の始業時間や就業時間、休憩や休日の規定など社員が会社で仕事をする上での決まり事がかかれています。
しかしこのルールがない場合はどうでしょう?
例えば会社の社員Aさんが始業時間9時のところ10時に来て何のお咎めもない場合、社員Bさんはどう思いますか?
遅刻しても怒られないなら自分も遅刻してもいいんだなと思うでしょう。
そうなると会社の秩序が乱れて会社の人間関係もおかしくなります。そうならないように統一化されたルールである就業規則を作成してそれに沿って会社の業務を遂行してもらうようにします。
まとめると就業規則には「守りの就業規則」と「攻めの就業規則」の2つの理由で就業規則が必要だということです。
就業規則はなぜ必要なのか?

- 守りの就業規則
- ●法律で守られているため
就業規則の作成と労働基準監督署への届出が、労働基準法により定められています。(事業所ごとに10人以上の労働者がいる場合) 届出をしない場合、30万円以下の罰則もあります。 記載が義務付けられている項目もあります。
●いざというときのため
残業代に関するトラブル、退職時のトラブル、セクハラ・パワハラに関するトラブル等が起こってしまった際に、就業規則にこれらのトラブルに関する記載がない、または記載が薄い場合、無駄な時間と労力が発生します。 またトラブルになった際に会社は圧倒的に不利な立場になります。 しっかりと整備された就業規則がある事でこれらを未然に防ぐことが出来ます。
- 攻めの就業規則
- ●会社を成長させるため
就業規則は経営者の「こんな会社にしたい」を形にしたものになります。
会社のルールを整備することで、無駄な時間と労力をなくし、経営に集中することできれば、安心して生産性を高めていくことが出来ます。どうすれば従業員の生産性が高まるかという観点も踏まえながら作成することがポイントです。
●働きやすい職場にするため
会社のルールを明確に捉えることで、各従業員は会社の方向性や考え方を捉えることができます。それが明確になれば各自の仕事の意義や目的もより明確になり、よりすっきりした気持ちで仕事に取り組めるため、働きやすさの向上につながり、結果的に生産性が向上します。
●助成金を受給するため
助成金を受給する場合には法律に則った就業規則が必要になります。
就業規則がない場合には助成金が取れないと思ってください。
助成金の使い道は自由であるため従業員の福利厚生のために利用することによりモチベーションが上がり結果として会社の業績アップにつながります。