介護事業所関係の助成金の改正

介護事業所が使える助成金の中で現行の「介護基盤人材確保助成金」と「介護雇用管理助成金」が廃止されるということが介護労働安定センターにおいて発表がありました。
4月1日現在で介護事業所が使える助成金はこの3つです。
介護未経験者確保等助成金
介護関係業務の未経験者を、雇用保険一般被保険者(短時間労働者を除く。)として雇い入れた場合で、1年以上継続して雇用することが確実であると認められる場合に、事業主への支援として支給される助成金
介護未経験者1人あたり50万円

介護労働者設備等整備モデル奨励金
介護労働者の身体的負担軽減や腰痛を予防するため、事業主が介護福祉機器(移動用リフト等)について、導入・運用計画を提出し、厚生労働省の認定を受けて導入した場合に支給される助成金
計画期間内に導入した介護福祉機器に係る所要経費の2分の1を助成(上限250万まで)。

NEW介護雇用管理制度等導入奨励金
介護関係事業主が、キャリアアップ、処遇改善等のための各種人事管理制度の導入または見直しを行い、かつ、雇用管理改善事業を実施した場合に支給される助成金
制度の導入または見直しに要した費用については全額
雇用管理改善事業に要した費用については2分の1に相当する額
介護雇用管理制度等導入奨励金は4月にできた新しい助成金です。
介護基盤人材確保助成金も介護雇用管理助成金も使い勝手が悪い助成金だったので、今度できる新しい助成金は使いやすい助成金になってもらいたいです。
(参考)
介護基盤人材確保助成金
介護事業所の新設や新サービスに伴い特定の労働者を雇った場合に支給される助成金
特定労働者1人あたり70万円支給
介護雇用管理助成金
介護事業所の新設や新サービスに伴い介護雇用の改善を行った企業に対して支給される助成金
かかった費用の2分の1を支給